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OsmoPocketに最適なmicroSDカードの選び方と失敗しないおすすめのmicroSDカードを紹介

 

DJIから発売されているハンディタイプのジンバルカメラ「OsmoPocket

 

ジンバルのおかげでスムーズな映像が撮影できる小型カメラとして人気です。

 

しかしながら、OsmoPocketを買っても記録メディアであるmicroSDは付属しないので別途用意しなければいけません。

 

人によってはmicroSDなんて全然使ったことが無いということもあるでしょう。

 

そこで今回は、OsmoPocketに最適なmicroSDってどれなの?という疑問について解説してみます。

 

 

目次

いまさら聞けない『microSDカード』ってなに?

microSDカードはその名のとおり小さいSDメモリーカードのこと。

サイズは幅11㎜、長さ15㎜、厚さ1mmなのでSDカードの4分の1程度の大きさ。非常に軽く、ポロっと落しても気づきにくいので無くさないように持ち運ぶ場合は注意が必要です。

 

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SDカード(左)とmicroSDカード(右)の大きさ比較

このmicroSDカードは主にスマートフォンなどの電子機器やGoPro、OsmoPocketのような超小型カメラなどに多く使用されています。

 

さまざまな種類のmicroSDカードが販売されているわけですが、主な違いは記憶容量転送速度なので、使う機器に必要な性能を満たしたmicroSDカードを選ぶことが重要です。

 

OsmoPocketに適したmicroSDカードの選び方

ご存知のとおりOsmoPocketは4K撮影が可能です。

 

4Kとは4,000(3,840)×2,000(2,160)ぐらいの解像度に対応した映像の総称。お馴染みのフルハイビジョンが1,920×1,080なので2Kとなります。

 

4Kは2Kの4倍の画素数なので、その分高精細で綺麗な映像であることは想像できますが必然的にデータ量も多くなるのである程度容量に余裕を持つことをおすすめします。

それとは別でもう一つ重要な点があります。スピードクラスです。

 

簡単に説明すると動画撮影時の最低書き込み速度のことをスピードクラスという規格で表しています。(詳しくは後述)

つまり、OsmoPocketで使うmicroSDカードは

  • microSDカードの容量
  • microSDカードの書き込み速度(スピードクラス)

以上の2点は最低限、確認しないといけないポイントとなります。

 

microSDカードの容量について

まずはチェックポイントの1つ目、容量について。

 

そもそもmicroSDカードには容量の規格が存在し一般的にmicroSDとひとくくりにされていますが厳密には「SD」、「SDHC」、「SDXC」と3種類あります。

  • SDは128MB〜2GBまで
  • SDHCは4GB〜32GBまで
  • SDXCは64G~2TBまで

ではどのくらい撮影できるのか、具体的な数値をみてみると。

4K動画の場合は32Gで約56分

64GBで1時間52分

128GBで約3時間44分

(あくまで目安)OsmoPocketで使うのであれば最低でも32GB以上、欲を言えば128GBくらい容量があれば安心ですね。(数値はSanDiskのページを参照)

 

【容量の目安】

容量 4K動画 フルHD動画
16GB 28分 40分
32GB 56分 1時間20分
64GB 1時間52分 2時間40分
128GB 3時間44分 5時間20分
256GB 7時間28分 10時間40分

こちらの表は、フルHDと4Kの動画撮影可能時間とmicroSDカードの容量を表したものです。

 

ご覧のとおり、4K動画はフルHD動画のおよそ1.4倍ほどデータ量があることがわかります。

 

4Kで撮ることを考えると大容量のmicroSDカードなら安心して動画撮影をしていられるのは当然なので、お金に余裕があれば大容量のmicroSDカードを買ってもいいでしょう。しかし、OsmoPocketを実際に使ってみてすべてのシーンで4Kで撮影する必要があるかどうかという点では個人的にノーでした。

 

というのも一部の機能、例えばアクティブトラック(指定した標的を自動で追尾してピントを合わせる機能)なんかは4Kだと無効(フルHDモードなら使える)、つまり制限されて使えなかったりするので(今後対応するかも?)状況に応じて4KとフルHDを使い分けすることに。

基本的には4K撮影をするという前提で容量を選ぶべきですが、そもそも4K動画をそんなに撮らないということであれば最初の内は大容量のmicroSDカードは無くても問題なしと感じました。

 

【考察】OsmoPocketにおすすめなmicroSDの容量は?

以上のことを踏まえると、常に4K撮影しないのであれば

64GBのmicroSDカードがおすすめ

普段はHD撮影をメインにここぞという時に4Kも撮れる容量で価格面でもバランスが良いです。

 

 

余裕があれば128GBがおすすめ。これ以上の容量のものはコスパが悪くなるのでアマチュアならこの辺りが落としどころとなるでしょう。

 

 

microSDカードの書き込み速度(スピードクラス)について

続いてのチェックポイントはスピードクラス(書き込み速度)

 

SDカードには最低限の書き込み速度を定めたスピードクラスという規格があります。これはコマ落ちなどのトラブルが起きないよう安定した撮影を可能にするために定められたものです。

 

そしてややこしいことにこのスピードクラスには、スピードクラス、UHSスピードクラス、ビデオスピードクラス(次世代規格)の3種類の規格があります。

【スピードクラス比較表】

スピードクラス UHSスピードクラス ビデオスピードクラス 最低保証速度 推奨環境
V60 60MB/s 8K動画撮影
UHSスピードクラス3 V30 30MB/s 4K動画撮影
CLASS 10 UHSスピードクラス1 V10 10MB/s フルHD動画撮影
CLASS6 6MB/s HD動画撮影

「ー」は該当なし

上表はそれぞれの規格ごとの最低保証速度を比較してみたもの。

 

OsmoPocketは4K撮影が可能ですがmicroSDのスピードクラスが不十分だと実力を発揮できません。

そのため4K撮影にも対応できるスピードクラスを備えたmicroSDカードでなくてはいけないので、スペックで考えるとUHSスピードクラス3ビデオスピードクラスV30くらいの性能は必要だと感じます。ちょうど赤文字がOsmoPocketに適したスピードクラスの規格です。

V60とかそれ以上の次世代規格だとオーバースペックになるうえ価格も跳ね上がるのでそこまでは必要ありません。

 

【考察】OsmoPocketで必要なスピードクラスと書き込み速度は?

実際のところどのくらいの書き込み速度が必要なのか、気になったので調べてみるとDJI公式のFAQでこのような回答がありました。

Q: Osmo Pocketに推奨のmicroSDカードはありますか?
A: 書き込み速度が15MB/s以上のmicroSDカードの使用を推奨します。

 

必要な書き込み速度が15MB/sということは、CLASS 10やUHSスピードクラス1(いずれも10MB/s程度)では使えなくはないですがちょっと不安が出てきますね。

 

このことから考えるとUHSスピードクラス3またはビデオスピードクラスV30を選べばOKということになります。

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パッケージの右上表記に注目

パッケージにUの中に3と書いてあるものやV30と表記があるものならOK。最近だと4Kと書いてあるので分かりやすいです。

microSDカードのメーカーと輸入品・正規品についてのお話

ここからは余談になるのですが、いざmicroSDを買おうとしてもいろんなメーカーがあったり海外輸入品・国内正規品との表記が合ったりと混乱してしまいますよね。

 

例えばmicroSDカードのメーカーだけでも結構な数がでてくるのでとりあえずは有名どころである以下の6社くらいから選ぶといいでしょう(独断と偏見)

  • SanDisk(サンディスク)
  • Transcend(トランセンド)
  • SAMSUNG(サムスン)
  • 東芝
  • パナソニック
  • ソニー

家電量販店やネット通販の売れ筋を参考にしてもこのあたりが人気となっています。

 

特別なこだわりや理由がなければシェアNo1、フラッシュメモリ業界のリーディングカンパニーであるSanDisk(サンディスク)のmicroSDカードが無難です。

これまでサンディスクのmicroSDカードやSDXC・SDHCカードなどいくつか実際に使ってみて、安定した速度と不具合の無さを実感しているので個人的にもおすすめできます。

 

もしサンディスクのmicroSDカードをネットで購入するのであれば次の点に注意が必要です(他メーカーにも言えることですが…)

 

ニセモノに注意!国内正規品と並行輸入品&保障・サポートについて

microSDカードに限りませんが記録メディア関係は恐ろしいことにニセモノが多く出回っているので注意が必要です。

ニセモノだと見た目は正規品と変わらないのに、実際に書き込みスピードなどを測定すると本物とは程遠い数値だったりします。

 

それを回避するには家電量販店や電気屋など実店舗、もしくは正規店のネットショップからの購入がベスト。しかしこのような国内正規品はネットの海外輸入品と比べるとモノによっては倍以上の値段だったりするので、手が出しづらいと思う方も多いです。

 

正規品のメリットとして、海外パッケージ版(輸入品)と比べると価格はかなり高くなりますがメーカー保証やサポートが受けられます

 

海外パッケージ版や並行輸入品は国内正規品よりも価格がかなり安いので魅力的ですが、メーカー保証が受けられません。これは日本のメーカー保証やサポートが受けられないのであって、海外のカスタマーサポートは対応してくれますが基本的に英語のやりとりになり、時間もかかります。

 

加えてニセモノをつかまされる可能性があるので、客観的にみると国内正規品の方がよさそうにみえますよね。どちらがいいのかは個々の判断になりますが、これまでの経験からニセモノにあたったことが無いので、僕はやはり価格的に安い海外パッケージ版を選んでしまいます。

 

【結論】OsmoPocketに最適なmicroSDカードはコレ!

ながながと書いてきましたがOsmoPocketに最適だと思うmicroSDカードはこちら。

 

サンディスクのmicroSDカード。その中でもExtremePRO(エクストリームプロ)シリーズのmicroSDXCカード(64GB)です。

 

これにした理由。

まずは信頼と実績があるブランド、サンディスクであること。そして4K撮影にも十分なUHSスピードクラス3、ビデオスピードクラスV30の規格だからです。

スペック的には十分な性能なので安心して撮影にのぞめます。

 

もう少し容量がほしい人はこちらの128GBを選びましょう。

僕は4K撮影もしたいので128GBにしました。こちらもおすすめですよ。

 

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この記事を書いた人

北海道在住。写真にハマって登山と釣りとキャンプを始めた人。

生まれは南国だけど北国育ちで北海道が大好き。ブログを通じて北海道の魅力を伝えたい。

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